よくあるご相談 「英検の長文が苦手です」
英検の学習で、「うちの子は英語を読んで聞かせれば理解するし、問題も解けるけど、自分ひとりだとできないです」というご相談をよくいただきます。今日は、リーディング(長文)の学習について解説します。
読んで聞かせればある程度わかるが、ご自分で読んだ時には読めない状態というのは、まだ読んだ単語と英語の音の結びつきが弱い状態だと考えられます。つまり、「英語の音感」はできているけど、単語を読んだ時に音が思い浮かばない状態なのです。
当教室では、リーディングが苦手なお子様が、英語の音と単語を結びつけることができるように、トレーニングを行っています。トレーニングは音読で行いますが、2種類の方式があります。
①先生が先に音読して、生徒がそれをリピートする方式(Repeat & Memorize)です。
②生徒が音読して、誤った発音を先生が訂正する(Read & Correcr)方式です。。
なぜ音読がリーディング学習に効果的かというと、先生が読んで発音した単語・フレーズを生徒が教科書で見ながら追いかけることで、単語と音の一致が起こるからです。あるいは、生徒が読むうちに、先生が間違った発音を訂正することで、生徒が音と文字の一致を正しく認識できるようになるからです。これが、音読がリーディングに効果的な理由です。
①と②で、どちらの方式で行うかは、お子様の英語レベルを見ながら決めます。まだ初心者だったり、読めるけどつまずくようだったら、①の方式で音読をします。ある程度慣れてきて、自発的な音読が可能なら、②の方式で学習します。ちなみに、②の場合は、生徒が先に読むことで、「慣れ」や「集中欠如」を排除することができるので、Intermediate(中級者)またはAdvanced(上級者)に適しています。
さて、「リスニングはよくできるけどリーディングで読めない」という現象はというのは、全体的な学習の方向性は間違っていないので、心配ありません。実はそれ自体は、今後の学習の伸びが予測できる良いサインなのです。「英語の音感」なしには読めないし、書けないし、話せないのです。だから、英語学習には順番があり、必ずリスニングで「英語の音感」を作ったあとに、スピーキング→リーディング→ライティングの順番で学習する必要があります。今回問題となるのは、「英語の音感」ができた後のリーディング・ライティングなどのトレーニングの不足であり、それを改善することで全体的な英語のスキルバランスが良くなります。
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